修理費用分、査定額が加算されることはない

素人が下手に修理するものではない

修理はしない方がいい?

◆ 修理費用は戻らない

車を売りたいとき、目立つ傷やへこみは大きな減額対象となってしまいます。だからといって、売る段になってから修理をするのは必ずしも得策とは言えません。 なぜなら、下手に自分で修理をするとかえって悪目立ちしてしまうこともあるからです。

車庫入れなどの時にうっかりこすってついてしまった傷などよくあります。これくらいならと安易な気持ちで市販のスプレーなどを使用してしまうと、ぱっと見る分には目立たなくなりますが、買取専門業者には通用しません。すぐに修理したことはばれてしまいます。また、市販の塗料では車の塗装と微妙な色の違いがあるため、逆に傷の部分が強調されてしまうこともあります。

査定金額を少しでも上げたいという気持ちはよくわかりますが、下手な修理はやめておく方が得策です。 だからといって、専門の業者に修理を依頼するのもおすすめできません。修理にかかった費用が必ずしも取り戻せるわけではないからです。塗装や板金修理代はそれなりの費用がかかります。それだけの費用と労力をかけたからといって、その分が上乗せしてもらえるという保証はありません。

メリットがあるか疑問

◆ 修理しなくても問題なし

もちろん、大きな傷やへこみが減った分高く買取してもらえる可能性は高くはなります。けれども、トータル経費で考えた時、果たしてメリットがあるかどうかは疑問です。ですから、査定額をあげたいからといって、修理までする必要はないのです。 電話やインターネットによる無料査定では、車種や走行距離から割り出した査定金額を教えてくれます。けれども、大きな傷やへこみは減額対象になるため、実際に現物を前にした査定によって、買取金額が大きく下がることも予想されます。それはそれで仕方がないことです。

買取金額に納得がいかないのであれば売るのをやめて修理をし、乗り続けるという選択もあります。まずは、無料査定を受けてみて、どうするかを決めても遅くはありません。 これがもし小さな傷ならば話は違ってきます。ぶつけたりこすった傷ではなく、いつの間にかついてしまった細かい傷ならば簡単に落とすことができるからです。 カー用品店などで販売されている専用の洗剤とコンパウンドを使用すると、その多くは目立たなくなります。完璧を目指すとなかなか難しい作業ですが、目立たなくする程度には素人でも可能です。 小さな傷でも減額の対象になりますので、これらの傷は事前に消しておくことがおすすめです。こういった傷は光沢感にも影響します。